回廊亭

人に勧められて回廊亭殺人事件を読んだ.推理小説とかほとんど読んだことがなかったから新鮮だった.っていうかこんな展開かよ!みたいなね.まぁ,登場人物全部が怪しいからあり得ると言えばあり得るけど.まぁ面白かったさ.回廊亭殺人事件 (光文社文庫)作…

やがて哀しき外国語

やがて哀しき外国語 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/02/14メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 29回この商品を含むブログ (115件) を見る最初ははなしが散漫だなぁと思ってたいくつだったけど、だんだん自分が感じていること…

パンドラの匣

パンドラの匣を読んだ。病気である主人公の心の葛藤を描いた話。太宰治っぽくない清々しい展開で最後はちょっぴり裏切られるところが壮快。パンドラの匣 (ぶんか社文庫)作者: 太宰治出版社/メーカー: ぶんか社発売日: 2009/10/15メディア: 文庫 クリック: 11…

ヴィヨンの妻

ヴィヨンの妻を読んだ.比較的短編.ヴィヨンの妻 (新潮文庫)作者: 太宰治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1950/12/22メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 85回この商品を含むブログ (160件) を見る

斜陽

斜陽を読んだ.人間失格以来の太宰治.戦後の没落貴族の生き様を描いている.貴族ではない人々の暮らしをあこがれ,理解しようとしたり出来なかったり,それに苦悩して生き続ける主人公たちの気持ちはなんとなくいろいろ通じるところがあるように思う.しか…

ノルウェイの森・上

ノルウェイの森・上を読んだ.なんとなく分かる部分とまったく理解できない部分があるけれど,まぁ比較的面白い.ノルウェイの森 上 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 31人 クリック: 899…

片目の猿

片目の猿を読んだ.amazon にこれどうですか?て言われてかった本.これまでの本とかに比べれば洗練されていないし,割と SF 的な流れもあったけど,それも何となく納得できたりできなかったりした.まぁあんまり考えずに読める.片眼の猿―One-eyed monkeys …

ノルウェイの森・下

ノルウェイの森・下を読んだ.なんだかこの主人公の価値観や行動は短絡的すぎる気がするけれど,若者の不安な気持ちとかをありありと描いているような感じがする.ノルウェイの森(下)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1987/09/10メディア: 単行…

白い巨塔・第五巻

忙しかったのと、控訴審が長かったのとあって、なかなか読み進まなかったけど、ようやく読み終えた。最後は一気に読み終えてしまった。 それくらい、最後は夢中にさせる内容ではあった。月並みだけど、強靭な肉体を持って、権力に溺れてた医学者が、自ら見過…

白い巨塔・第四巻

白い巨塔もついに四巻.長い.ただまぁよくもまぁあんだけドロドロしたことを思いつくよなと思う.世の中がそうやってできてるのかな?少なくともそんなことは知りたくなかった気がする.白い巨塔〈第4巻〉 (新潮文庫)作者: 山崎豊子出版社/メーカー: 新潮社…

白い巨塔・第三巻

ついでに一気に第三巻まで読んでしまった。医療過誤に対する裁判がほとんど。まぁ、これは一、二巻に比べるとマシかな。感情のぶつかり合いではなく、一応、医療に関する議論も含んだ議論なので。教授戦の話はひどかった。とにかく。白い巨塔〈第3巻〉 (新潮…

白い巨塔・第二巻

パリのブックオフには3巻までしかないから、3巻で終わりだろうと思っていたのに、実は5巻もあることに衝撃を覚えながら、のこりの3巻を購入しながら、第2巻を読破。 なんだかトーンが一緒なのとあんまりにドロドロしすぎてて腹がたってくる展開。 旅行先の栄…

白い巨塔・第一巻

パリのブックオフで5EURで買った。元値が500円くらいなので中古なのに新品より高い気がする。山崎豊子っぽい表現でずいぶん辛辣に書いてある。おもしろいけど、少しあきるほどドロドロした内容である。面白いとかいうような内容じゃないな。きっと中年の人と…

朗読者

愛を読む人の原作 朗読者を読んだ。飛行機の中で見たのだけど、話の内容があんまりよく理解できなかった。それを理解したくて読んだ訳だけど、大変感動的だった。訳書はあんまり好きじゃないのだけど、これのおかげで理解できてこれのおかげで大変考えさせら…

沈まぬ太陽・五

ついに5巻目を読み終えた。なんか終わり方はばたばたしているけど、きっと取材しきれなかったんだろうなと思った。恩地さんの心情とかがよくわからない。がしかし、まぁ全体的には良かった。1,2巻が面白い。3巻は涙。4,5巻はまいいかな?沈まぬ太陽〈5〉会長…

沈まぬ太陽・四

沈まぬ太陽・四を読んだ。事故後の社内改革に対する利権確保を企む人々との戦いが描かれている。若干、偏り過ぎの感も否めないけれども、事故を軽視している利権を持った人々の醜いやり方に目を覆いたくなる。沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫)作者: …

沈まぬ太陽・三

を読み終えた。この本は御巣鷹山の墜落事故の話。遺族のインタビューとかに基づくと思われるストーリーの重ね合わせで構成されている感じ。ただし、かなり泣ける。ミスドで読んでて泣きそうになった。というか、涙を流してしまった。それくらいの悲惨さが描…

沈まぬ太陽・二

沈まぬ太陽・二を読み終えた。なんだか人がどんどんと荒んでいく姿がショッキングであった。何となく分かる気もする。んー、なんというか、難しいな。しかし、今まで耳に入ってきていた様々な常識離れした JAL に関する情報がだんだんとすんなり受け入れられ…

沈まぬ太陽・一

沈まぬ太陽・ーを読んだ.労働者の権利や会社の将来を議論する団交の話の落としどころの探り方とかが大変気になった.ある程度組織のために犠牲にしないといけない部分があるところもあるし,個人の権利もある程度認めないと組織が成り立たなくなるわけで.…