沈まぬ太陽・三
を読み終えた。この本は御巣鷹山の墜落事故の話。遺族のインタビューとかに基づくと思われるストーリーの重ね合わせで構成されている感じ。ただし、かなり泣ける。ミスドで読んでて泣きそうになった。というか、涙を流してしまった。それくらいの悲惨さが描かれている。若干、JALの経営サイドの主張を無視しているように見えるくらい偏っているが、おそらくある程度は事実に近いと思われる。何物にも代え難い肉親を亡くした悲しみと会社を守るための経営的な考えとのせめぎ合いがなんとも考えさせられる。
- 作者: 山崎豊子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/12/26
- メディア: 文庫
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