パソコンから制御する.
さて,何をするにしてもコンピュータから制御できないと話にならないので,早速 Mac から制御するようにしたいと思います.
$ port install gphoto2
昔 gphoto2 で 5D MkII を操作する実験をするときに作ったメモを参考にいろいろやりたいと思います.
実験室に行ったので EOS を持って帰ってきて聞かれた積分時間の件試してみました.
次のようにすれば積分時間を変えることができます.
$ gphoto2 --shell
gphoto2: {/home/utsumi} /> set-config capture=on # 撮影関係のパラメータが有効になる
gphoto2: {/home/utsumi} /> get-config eos-shutterspeed # 積分時間のリスト表示
gphoto2: {/home/utsumi} /> set-config eos-shutterspeed=35 # 1/100 sec
gphoto2: {/home/utsumi} /> capture-image-and-downloadちなみに
gphoto2: list-config
とかやると設定できる項目が表示されます.
たとえば gphoto2 を起動したばかりでは
gphoto2: {/home/utsumi} /> list-config
/main/settings/capturetarget
/main/settings/capture
/main/capturesettings/focuslock
と出てきます.最初はこれらしか設定できません.
get-config capture
とかやると
gphoto2: {/home/utsumi} /> get-config capture
Label: キャプチャ
Type: TOGGLE
Current: 2
と出てきます.おそらく TOGGLE は Bool 型を示すのだと思います.
get-config eos-aperture
とかでレンズの設定(レンズ内の絞りとかを調整できます.)ちなみに,これらはカメラ本体のダイヤルが指定しているモード(MとかP)に
対応する機能変更しかできないようです.
すべて自由にいじりたいなら M がいいのではないかと思います.最後にこれらの機能は全てシェルからも行えるようです.
シャッタースピードを表示する.
$ gphoto2 --set-config capture=on --get-config eos-shutterspeed
1/100 sec で撮像する.
$ gphoto2 --set-config capture=on --set-config eos-shutterspeed=35 --capture-image-and-download
昔の自分エラい.かなり助かった.ただ,これ書いたときは Linux でやってたようで Mac でやるときには PTPCamera daemon に block されてしまうので
killall PTPCamera
をする必要があるようです.http://www.twam.info/software/read-out-canon-eos-7d-shuttercount-on-os-x
さて 6D をやるときにはまたちがうようです.実験するためには RAW 画像が欲しいのでそれを設定してみます.
$ Killall PTPCamera $ gphoto2 --shell > list-config <-- やれることの確認 > get-config imageformat > set-config imageformat=20
次に ISO 感度を変えます.(とりあえず ISO 100)
> get-config iso > set-config iso=1
そして,最後にシャッタースピードの変更です.(とりえあず 15s )
> get-config shutterspeed > set-config shutterspeed=3
ここまで出来ればあとは
> capture-image-and-download
とやれば積分できて local ディレクトリに保存されます.
今回は gphoto2 2.5.0 (正式には 6D に対応していない) バージョンでやりましたが,問題なく使えました.