「調べ学習」というもの

今日はユニバースと塾講師.しかし,最近の気分の悪さが体調の悪さまでをも誘発しています.胃がいてぇ・・・中学の数学の問題ですら解くのに苦労しました.死ぬ.
そんな生産性のない日々の記録を残したところで何の意義も見出せないので,最近教育関係のMLや現場で話題になっている「調べ学習」というものについて書きたいと思います.
この言葉の厳密な定義がよくわからないので僕の中での認識を書けば,「総合学習の1つの実践例」であり,いわゆる自由研究などと同義なのかと思っています.
総合的な学習の時間とは中高の頃の反中等教育学校移行運動の時に受けた説明によれば,「教科を超えて教科ごとのつながりを学習し,勉学意欲を高めるために導入されている」とのことでした.この考え方のもと,うちの母校では6年間の一貫教育の中で卒業研究などがある訳ですが,このときに指導されることが「調べ学習になってはいけない」ということなのです.この心は,インターネットから資料を持ってきてただ写すだけの生徒が多く,何の役にも立たないと思っているのでしょう.僕はこれのおかげで中高通して流星レーダーの研究をした訳です.(思ってみれば4年の時の研究発表も流星レーダーだった)べつにこれが万人にとって正しいとは言いません.
しかし,もとをたどってみれば中等教育過程のカリキュラムに学際性を導入することが目的だったはずなのに,「インターネットで調べてみましょう」というのはどうかと思う.1つのツールとして使うならまだしも,やることがないからとりあえずネットを眺めながら手元のワークノートに面白そうなことを書いて,そこから自分の調べたいことを考えてみようという場当たり的な考えはお粗末でしょう.ネットを使えば気楽に調べられるという点は長所かもしれませんが,逆に頭に定着しないだとかTVとかと同様に目から入って耳から抜けて行くような思考とは全く別の活動になっている気がしてなりません.

各学校の裁量に委ねられている総合学習は学際性の導入というよりか国際とかボランティアだとかそういった聞こえの良いキーワードだけが先行していて実体がまるでないのではないかと.国際がどうのこうのとか,ボランティアとかそういったの自体を否定するつもりもないですし,やりたきゃやれって感じですけど,学習意欲を高めるためにこういった活動を導入するのはどうかと.なぜなら,単なる逃げ道や言い訳作りの教育になっていないかと思うのです.

・・・また頭がきちんと働くときに書こう.
ただ1つ言えるのは総合学習,僕好きじゃなかったよ.
グループでやれば,やらない人の尻拭い.
どっかに連れて行かれても遊びに行った記憶しか残っていない.
当時調べたことなんぞ何も覚えちゃいない.
もう1つ言えば,流星レーダーのおかげで勉強する気になって高校に入ってから劇的に成績が上がった.
(平均評定が1+くらいあがった.)
人は与えられた機会からなかなかチャンスをつかめないんだなぁと.そういう状況で,日常にあふれているインターネットに依存しそれを奨励する学習法方法は適切ではないと.どうせなら研究者やせめて学生が講義とまではいかないけど,談笑して面白さを積極的にアピールすれば良いのでは?と思います.ということで,私はそう思うことにして頑張りたいと思います.

あ,ぼくこれだよ.ブルーマンデー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050205-00000036-mai-soci

また,大学のwebサービスが死んでる.sshはやっているのになぁ.どうなってるんだ???まだ復旧してないのかな?先々週のトラブル.