インターフェース技術のはじめ
マイコンの IO を使って機械を制御する.
マイコンの出力電力はたかが知れてそうなのは一目瞭然である.実際にデジタル IC は数 mA しか流れないのだとものの本には書いてある.(スペックシートを見ればきっと分かる.)
ディジタルIC回路の設計―実験で学ぶTTL,C-MOSの応用テクニック (CORE BOOKS)
- 作者: 湯山俊夫
- 出版社/メーカー: CQ出版
- 発売日: 1986/03
- メディア: 単行本
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トランジスタ・オープン・コレクタ
で,素人にも分かるのは,外部に接続する,というか駆動したい装置の電力をスイッチするためには,マイコンが出せない,それだけの電流を流さないといけない.そこで使われるのが,トランジスタ・オープン・コレクタと呼ばれる回路で,トランジスタ(NPN型)のコレクタに何も接続しない回路である.
しかし,この回路ではコレクタ電流のの10倍くらいのベース電流を供給する必要があって,普通程度らしいので,が必要な場合,
必要になる.当然こんなベース電流をマイコンから供給できる訳がないので,別な接続が必要となる.
ダーリントン・ドライバIC
ダーリントン接続トランジスタを IC 化した IC をダーリントン・ドライバ IC というらしい.例として TD62003AP があり,電流容量は500mA(Max)で,消費電力の最大定格が1Wだそうな.
リレー
さらに大電流が必要になる場合はダーリントン・ドライバICでリレーをドライブするらしい.ただし,機械接点なのでチャッタリング*1がおこったり,そもそも駆動が遅い等の問題があるようである.またリレーコイルの逆起電力があるのでサージ吸収用のダイオードが必要.
*1:接点の振動による波形の乱れ.これを抑止する回路(RC回路)などもあるが割愛.